『年輪』 ~成長するために歩み続ける~

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2019年度 公益社団法人 朝倉青年会議所

第50代理事長 田口 喜幸

 

スローガン

年輪
~ 成長するために歩み続ける ~

理事長所信

はじめに
青年会議所は何のためにあるのでしょうか?確かに明るい豊かな社会の実現を目指すためにあるべきものですが、「明るい豊かな社会の実現」とは、達成しそうになると更に高みを望むもので永遠の目標ともいえます。目標に向かうスピードが速いのか遅いのかは、JC運動や活動に対してメンバーが本気で討論し、他人事ではなくすべてが朝倉のため、自分自身のためになると真剣に考えているかどうかの違いだと考えます。今いちど、創立当時の初心に立ち返り、朝倉の未来のために何となく歩むのではなく、一歩一歩真剣に歩み続け、先輩たちが残された足跡に新たな「年輪」を刻めるよう、メンバー一丸となって50周年を迎えよう。

50周年を迎えるにあたって

 私たち朝倉JCは、1969年この地に日本で422番目のLOMとして認証され産声を上げました。日本は戦後10年で、東洋の奇跡とも呼ばれる高度経済成長期に突入し、1955年から1973年までの18年連続で年間10%以上の経済成長を実現しています。その激動の時代に、「誇りばもとうや 自然と歴史の里 あまぎ あさくら」の精神で朝倉地域の未来を想い描き、諸先輩方に「年輪」を刻んでいただきました。50周年を迎えるにあたり、先輩諸兄が築いてこられた伝統や歴史、そしてその精神を今後も変わることなく受け継いでいかなくてはなりません。私たち現役メンバーも朝倉青年会議所が50周年を迎えられることを誇りに思い、すべてのメンバーと49年の歴史を振り返ることで朝倉青年会議所に受け継がれてきた伝統や精神を深く理解し、朝倉の未来に向けて、より太く成長していけるようなビジョンの作成を行います。また、本年度は大刀洗飛行場が設立100年、大刀洗平和記念館が設立10周年を迎えます。その節目の年に、長年に渡り先輩諸兄が取り組まれてきた頓田の森平和花園の維持管理事業を通じて、戦争の悲惨さを後年に伝えていくことが我々の役割だと考えます。さらに、2009年に姉妹締結したエルディネットJCとの友好関係も本年度で10周年となります。昨年度は、朝倉の地でエルディネットJCと交流事業に関する協定を締結することができましたが、本年50周年を機にさらに友好関係を深め、今後継続できる事業の構築を行います。

災害に強いまち朝倉
海外から「治安が良く平和である」と評される日本は、その一方で自然災害が多発する危険な国としても知られています。豪雨、台風、地震、津波、火山噴火、そのリスクは数えきれない程で毎年多くの被害が発生しています。地球温暖化やエルニーニョ現象の影響か、近年はますます自然災害が激化し大規模な災害が発生する危険性も高まっています。
私たちが住まう朝倉地域においても、2017年、2018年と2年連続で数十年に1度と言われる豪雨被害により甚大な被害を受けました。今尚、復旧・復興ができず被災された多くの方の心に傷跡を残しています。私たちに今できることは、地域住民、行政、各種団体と連携を取り、朝倉地域で安心して生活を送れる環境にしていかなければなりません。
また、私たちメンバーが真剣に朝倉の素晴らしい未来のために朝倉地域のことを考え、今まで以上に組織の力を活かしふるさと朝倉の復旧・復興に尽力し、まちづくりを行わければなりません。そのために、被災された住民の皆様に寄り添い朝倉の未来をお互いに描きながら、地域住民の方々が防災の必要性を再度感じとれる機会を創出します。

朝倉の未来のために

 少子化・核家族化が進行する現代社会では、子どもたちが家庭や地域での多様な関わり合いの中で、子ども同士が切磋琢磨し友情や葛藤を経験する機会が減少しています。もっとも、これらの影響は必ずしも少子化のみによりもたらされるものではなく、都市化、情報化など様々な要因が絡み合っていることを考えなければなりません。このような対人関係における経験不足は、心の脆弱さや社会性の未熟さなどをもたらし、豊かな人間性を育みにくくさせていることが指摘されています。本来、子どもは豊かな創造力や行動力、そして無限の可能性を備えており、それぞれの成長段階で成功と失敗を繰り返しながら生きる力を身に付けていくものです。私たちは子どもを弱い存在と考えて守り慈しむだけではなく、私たちの世代が実現できなかった夢を実現できる存在として、敬意を払い、その逞しさを信じることが大切です。子どもたちが持つ資質や能力を最大限発揮できるよう、豊かな人間性を育み、将来の夢を描くことができる運動を展開してまいります。また、朝倉地域が持続可能な発展を遂げるためには、次代の担い手となる子どもたちが、地域の有する有形無形の資源に触れ、その価値に子どもたち自身が誇りを持てる心の醸成が必要です。これらの運動を通じて、未来の朝倉地域の先導者となる子どもたちの心身を育成してまいります。

厳格なる組織の構築

 私たち会員同士が毎月必ず参加し顔を合わせ互いの意見の交換や親睦の持てる場が例会であります。近年、その例会への参加率が低下している状況です。例会出席は会員の義務であるにもかかわらず多くの会員が例会を欠席している現状を改善しなければ、会員の意識共有がはかれず、我々の活動が地域に伝わるはずがありません。例会出席率を上げるために各委員長、部会長と情報共有を図り、早い段階で会員に情報を伝達することが大切です。また常に会員の人財育成と親睦を図り会員同士の関係を構築することが例会、事業への参加率向上の基礎となります。すべての委員会とのかかわりを持ち、情報を会員に伝えることで例会をより魅力のある場所に昇華させます。また、組織には、必ず基礎となるべき土台がなくてはなりません。総務は組織の要であり、理事会・総会を円滑に設えてくれる縁の下の力持ちと考えます。組織全体を見渡せるしっかりとしたバランス感覚をもって、円滑な組織運営が出来なければ、我々の運動の効果の伝播も半減してしまいます。そして現在、情報は様々な媒体を通して発信されます。大切な情報をいかに正確に適切に伝えるかが大切です。まさに広報は我々が運動展開している正確な情報を適切に発信していく重要な役割を担っています。我々が運動していることを正確に適切にそして即座に発信することで、よりその効果が発揮され「明るい豊かな社会の実現」に一歩ずつ近づいて行くのです。

同士の拡大

 近年、経験豊富な先輩たちが次々と卒業され、朝倉青年会議所のメンバー数が減少しており、現状が続けば数年後には組織の存続さえも危ぶまれる状況に来ております。それは、我々が掲げる「奉仕・修練・友情」に基づき、明るい豊かな社会の実現を目指して前に進むスピードが減速して行くことに繋がります。現在の会員減少は、外部的な要因だけでなく、私たち一人ひとりの会員拡大に臨む姿勢や意識の欠如にこそ原因があるのだと考えます。委員会だけに頼ることなく、個々が会員減少を自覚し危機感を持ちながら、我々と同じ考えを持つ同志を増すことが大切です。そのためには、我々メンバーが青年会議所の魅力を再確認しJC運動の素晴らしさを発信していくことで自ずと同じ考えを持つ同志の拡大に繋がると確信します。また、初心に立ち返り自分たちが入会した時の気持ちを忘れずに目標を持ちメンバー一丸となって拡大を行いましょう。

終わりに

 私たちは、何となく時間が過ぎるのを待つのではなく、同じやるなら全力で朝倉の未来を考え、JC運動を行い50周目の太い年輪をメンバー全員で刻み込みましょう。最後に、人は一人では生きていくことができない、苦しい時ほど支え合い励まし合う事が重要であり、朝倉地域に住まうすべての住民が本当の笑顔を取りもどすことが青年会議所の使命なのです。

朝倉青年会議所 TEL 0946-22-8930 【平日】9:00~17:00

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