2017年度 公益社団法人 朝倉青年会議所
第48代理事長 松本 龍彦
スローガン
俺たちがやる!
~ 朝倉の未来を創るのは俺たちだ ~
基本方針
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全員が参加する魅力ある例会の運営
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規律・規則を守る組織運営
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公益社団法人としての透明かつ健全な運営
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朝倉を網羅する情報の受発信
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地域住民の度肝を抜く、記憶に残る事業
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全員で行う会員拡大
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柔軟な対応ができる災害対策
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積極的な他団体への出向と支援
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心と体を育む青少年事業
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夢や希望の持てる未来の朝倉の構想
理事長所信
はじめに
俺たちはまだまだ青年だ。胸を張り、理屈を並べ偉そうに御託を並べるのは俺たちの役目ではない。そんなのは政治家や偉い人たちがやればいい。俺たちは、何事にもなりふり構わず、がむしゃらに行動する青年であるべきだ。どれだけ大きな夢を描き、できそうにもないことを語り、とにかく楽しむことが必要だ。自分たちですら楽しめないことに人は見向きもしない。イキイキした人、ワクワクできることは人を惹きつける。まずは、会員全員が揃いとことん楽しむことから始めよう。
機会
このJCに入会をした時から4つの機会「個人の機会(修練)、地域社会の機会(奉仕)、国際性の機会(友情)、ビジネスの機会(繋がり)」が準備されている。突然に訪れる(チャンス)としての機会ではなく、掴みに行けばえる機会がある。それは身近にある各種大会であり、日本本会や九州地区や福岡ブロックの出向など地域の行事ごとやお祭りもその機会の一つである。ちょっと無理をして機会に触れることで自分の一生を変える人や出来事に出会うことができる。思いきってその一歩を踏み出そう。
変化
JCって何?どういう団体?と聞かれることが多くあると思うが、全員がおそらく違う答えを持っていると思うし入会をした動機すら違う。昨今「会費が高い」「会社の理解が得られない」「何をやっているか分からない」「家族からの理解がない」などなど耳にする機会が多くなってきた。それは現実であり、しっかりと受け止めなくてはいけないし、自分たち自身が作りだした結果だということも理解しなければいけない。
家庭や会社でこの地域の夢や展望、JCで学んできたことを発信し、語ることができる個々になればきっと理解は増える。JCも家庭も仕事も変化というのはきついもの。変化がなければいつもどおりで済むわけだ。継続事業などでも毎回同じ動きや流れではJCではない。目的は変わらずとも、少しずつ成長し手法を凝らす。スパイスが 1 つ入るだけで進化を遂げる。毎年変わる単年度制の中で、その年度しかない立ち位置や仲間・地域で思いっきり変化を求めて欲しい。自分たちが決めたことに誇りと責任を持ち、全員が一つ一つに対して全力で妥協せず楽しさをプラスしながら取り組めばきっと物凄い朝倉JCになる。一人ひとりが「俺たちがやる!」という気持ちをもって変化を求めて行こう。
朝倉の未来
この朝倉の地に住まう一人の青年として、この朝倉の地で仕事をしている青年として、朝倉の未来をどう想像しているだろう?10年後15年後の近未来に私たちの子どもはこの朝倉で生活をしているだろうか?夢や希望が持てる地域へとなる可能性は今を生きている責任世代の一人となった私たちの背中にかかっている。朝倉の未来予想図を描き、夢に向かって進む道標を残すことが必要だ。先行きが不安な時代の中を進んでいるかもしれない。しかし、そんな時代だからこそ「未知の可能性」へ挑戦することで次代を切り開いて行こう。
青少年育成
「青少年育成、子どもの育成が大切、大人たちがしっかり見守ろう」など各所で叫ばれている中、実際はどうだろう?学歴社会が先進する現代において心を育む事業や団体行動、相手を思いやり、助け合う事業などが少しずつ無くなってきている。子どもたちの成長過程に於いて心と体の教育は必要不可欠である。 また、その成長を見守る親が子どもの成長を人任せにし、学校などに無理難題を押し付ける話を耳にする。「親バカ」はすごく大切だけど、昨今では「バカ親」が多くなり先生たちですら本気で叱ることもできない時代だ。「親が針なら子は糸」というように子どもたちは大人の姿や行動を見ながら私たちの後ろを付いていく。その背中が未来に映し出されて来ると言っても過言ではない。夢や希望を持つというよりも夢や希望を大人が奪わないよう、大人の行動改革や意識の改革が青少年の育成に最も必要だ。「親が変われば子どもたちも変わる」「俺たちが変われば子どもたちも変わる!」。
地域活性化
まちづくりや地域の活性化は誰が行ない、誰が実行しているのか。地域の活性を想う青年団体は数多くあるし、手法は異なれめざすところは同じであると思うが、青年の力が結集して共に地域を盛り上げるという所までには至っていない。団体間での協力や情報交換がもっと上手くいけば力強い朝倉が見えてくる。JCしかない時代からJCもある時代に変わってきた中であっても地域間のリーダーシップを図るのは俺たちJCだと確信している。人口減少問題や空き家の問題など、地域の問題を取り上げれば数多くあるが、青年として、新しい切り口で違った角度から本質を見極め行動する必要がある。よく言われている「若者・馬鹿者・よそ者」これはどれをとっても青年の持つべき特権ではないか?とことん若者として馬鹿になれる今、「俺たちがやる」という気概を持ち進んで行こう。
防災の意識向上
2016年4月熊本を中心に起きた熊本地震。隣県で起こったことと捉えるのか、それとも自分の地域と重ね合わせて考えるのか。この朝倉地域においても活断層が走っており、いつ震度7クラスの大震災が起こってもおかしくはない。その時に備えるために、各市町村の社会福祉協議会と災害協定を結び確固たる震災や風雨災害に対する対策を講じる必要がある。また、格好だけの災害対策ではなく、地域住民や企業、行政と連携し実際の災害を想定した身体が記憶する災害対策も今からは必要だ。地域の人々が安心して暮らせる災害に強い朝倉地域をめざそう。
総務・例会
公益法人となり近年の例会では広く一般に公開した例会などが開催される傾向があるが、やはり例会はメンバーが一堂に集まり、情報を共有し一体感を持って運動の方向性を確認する大切な場である。地域の方とメンバーの両方を意識すると、どうしても一般者優先目線になり、メンバーのとっての例会の魅力が薄れる。例会はメンバーが様々な知識や見識を高める場とすることが朝倉JCの魅力を高めることに繋がる。当事者意識を持って全メンバーで、例会を作り上げよう。 また、組織を永続的に力強く継続していくためには、安定した会議と組織運営が必要不可欠だ。総務は組織の要である。そして、全ての委員会と連携をしながらJC運動が効果的、効率的に行われるように調整を図りLOMを支える柱である。
魅力発信
情報化社会となった現在において地域やJC運動の情報は広く伝わっているだろうか?朝倉JCの事業、地域の観光情報やイベント、歴史、食、様々な朝倉の魅力がある中で情報の薄さ、発信力の乏しさで地域の魅力が埋もれているように感じる。一市一町一村の朝倉地域の情報を一元化することで朝倉JCのホームページが情報の基地局となり、行政や地域住民の方や県内外との情報のパイプ役となる。そうすることにより、地域の魅力を沢山の人に伝える機会ができるとともに、朝倉地域の人々のプラットホームとしてSNS上での憩いの場を提供できる。また、福岡ブロック内21LOMや九州地区協議会とも連携を図ることで、各地の情報も得ることができ、新たな観光者の周遊や対外に向けた情報発信の力となる。
全員でやる会員拡大
全国的に見ても会員減少の傾向にある。当LOMに於いても会員拡大を引き続き行わないと3年後には約60名いる会員数が半分になるだろう。2016年度より行ってきた全員での会員拡大を引き続き行うことが必要であり、会員拡大=組織の魅力と言っても過言ではない。全員が拡大を行うことは、全員が朝倉の魅力を発信し行動することだ。各事業に責任と誇りを持ち、胸を張って仲間を誘いに行こう。
結びに
すべての物事を変えて行くのは俺たち「人」だ。俺たちが変わろうとしないと何も変わらない。もっと青年らしくJCらしく時代の先駆者であるために挑戦者でありたい。俺たちには同じ志を持った仲間がいる。そんな仲間と未来の朝倉を語り合い、この故郷に子どもたちの笑顔を残そう。未来が笑顔や笑い声が響き渡る「明るい豊かな地域」へと輝いて行くために俺たちが朝倉の未来を創るんだ!