2017年1月12日開催の1月度例会での理事長挨拶を公開します。

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あけましておめでとうございます。
新年が始まりまして、このように理事長職としてのスタートを切りました。これまで、いろいろなことをやってきましたので緊張しないんじゃないかなと思っておりましたが、いざこの場に立つとやはり緊張します。理事長挨拶というのは、総務例会委員会がしっかりとした目的の中で、私の話を聞く場として設けていただいているものです。そういう中で、何を話していいのか分からなくなるというのが、この立場に立って感じる正直な思いです。

さて、一昨日、本年第1回目の理事会が開催されました。準備段階より各委員会で一生懸命話し合われたことが協議案件としてたくさん上程されてきておりました。華々しいスタートを切れたことを、本当に嬉しく思っております。理事会の理事長挨拶で、酉年の話をさせていただきました。今年の酉年は、「丁酉(ひのととり)」という年で、成長と実り、そして収穫、これを意味する年だと言われております。私たちは、青年会議所の活動を通し、みんなで成長します。そして、この地域に実りをもたらします。その実ったものを私たちの生業である仕事を通して収穫を迎えます。

また、今年は、申酉騒ぐ(さるとりさわぐ)とも言われています。これは、株式市場での格言として用いられる言葉です。とても騒がしい年になると言われておりますが、私は騒がしいことを悪いこととは捉えていません。人間は、いつも通りが一番やりやすいものですが、何かを始める時に、あるいは何か一つ変化をもたらした時に、必ず騒がしくなるものです。間もなく、アメリカ大統領にトランプ氏が就任しますが、彼もその言動で世界各国を騒がせていると感じています。

朝倉地域に目を向けると、本年度は筑前町、そして東峰村でも選挙が控えています。選択に際し、私たちは新たな切り口で考える必要があります。若者として新しい目線でどれだけこの地域を見るのか、どんな角度で物事を見るのかが重要です。いつも通りまっすぐ見る、これは普通の形です。少し斜めから、あるいは真後ろから見ると、そこには全く違った世界が広がっています。今年は、たくさんの出向をしていただいております。出向している会員には、これまでと違った目線で、遠くからこの朝倉という地域を見てほしいと感じています。広い視野で、あたかも鳥の目のようにこの地域を見てほしい。そして、馬鹿者として若さを生かし、思いっきりこの地域に力を注いでいただきたい。

本年度のスローガンを「俺たちがやる!~朝倉の未来を創るのは俺たちだ~」と、掲げさせていただいております。このスローガンには、誰から聞かれてもすぐに答えられるような言葉にしたいという想いを込めました。難しい言葉では伝わるものも伝わりません。みんなが合言葉として言える言葉、そして会員一人ひとりが地域のリーダーとして活動していく。それが、朝倉の未来を創っていくことになると私は考えております。

2017年、これからたくさんの障害が待ち受けているかもしれません。私は所信の中で、全ての責任は自分がとると掲げさせていただいております。会員のみなさんは、何の心配もせず、この地域にぶつかっていってほしい。各委員会メンバーを引き連れて、全員で、マンパワーで活動する朝倉青年会議所として、一年間邁進していきたいと思っております。1年間、宜しくお願い致します。これを持ちまして理事長の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

公益社団法人朝倉青年会議所
第48代理事長 松本 龍彦