2025年度 理事長所信

【2025年度 スローガン】
成長
~ともに創る未来の絆

2025年度 理事長所信

初めに

「未来の話をしよう」
この言葉は、朝倉青年会議所創立 50 周年記念式典で提言された言葉であり、「つくる」「ふやす」「そだてる」のテーマのもと、朝倉地域になくてはならない団体となるために日々JC 運動に邁進してまいりました。そして、創立 55 周年記念式典では「つくる」「ふやす」「そだてる」に「活かす」を新たに加え、60 周年に向けてのスタートを諸先輩方の前で提言させていただきました。何事も最初が肝心だとよくいわれます。55 周年を終え、新たにスタートする56年目は朝倉青年会議所にとっても重要な年だと考えます。

【スローガンへの想い】

本年度は一昨年、昨年度と多くのメンバーに入会していただき、年齢も若く、勢いのあるメンバー構成になりました。私は JC に入会した当初、知り合いが増えて仕事につながれば、という程度の目的しかありませんでした。そんな時に、委員長の職を務める機会をいただき、仲間との絆や、その仲間たちとともにひとつのことに挑戦する素晴らしさを感じ、事業をやりとげたときの感動や喜びは昨日のことのように鮮明に残っています。本年度のスローガンは「成長」~ともに創る未来の絆~をスローガンとさせていただきました。青年会議所は単年度制であり、私を含め、多くのメンバーは初めて経験することばかりです。課題解決に向けて取り組みながらともに成長し、喜びを分かち合うことで、連帯感が生まれ、絆が育まれます。この絆は、未来をともに創造するうえで欠かせない要素であり、一体となって未来に向かっていく力となります。その先に、我々青年会議所の永遠のテーマである「明るい豊かな社会の実現」につながると確信します。

【メンバーが率先して参加したくなる例会】

毎月行う例会は、メンバーが一堂に集まり情報を共有し、LOMがめざす方向性を確認できる重要な場であるため、私たちが例会の開催意義を改めて理解し、毎月の例会に臨む必要があります。青年会議所は「家族・社会・地域をよくしたい」という想いのもと集まった団体であるため、メンバーが例会で何を得、どういった経験ができ、家族・社会・地域をよくすることにつながるのかを考えた委員会タイムを構築することで、メンバーの参加意欲向上につなげます。また、例会参加者に発言をする機会を設けたり、グループディスカッションをとおしてメンバー同士がコミュニケーションを取れるように工夫することで、より強固な絆が生まれます。以上のことを実践し、メンバーが率先して参加したくなるような例会を企画・運営することで、より意欲的な参加と成果の向上につながります。

【青少年事業への想い】

子どもたちは、未来への希望であり、社会を創造していく原動力です。しかし、現代社会では、様々な困難や課題に直面し、その可能性を十分に発揮できない子どもたちも少なくありません。子どもたちが夢や希望を持ち、自ら学び、自ら考え、自ら行動する力を育むことが朝倉地域の活性化に繋がると考えます。子供たちが主体的に学び、考え、行動をおこすために、体験学習やワークショップなどの機会の提供が重要です。学校だけでなく、地域の施設等を利用し、学びの多様化を提供することで、子供たちの成長を後押しできると考えます。子供たちの成長が地域を明るく照らし、また一人ひとりが朝倉の地で成長できることに感謝し、朝倉に住むことを誇れるようになれば、より一層朝倉に愛着が生まれ、地域の活性化に繋がると確信します。

【未来へつなぐ会員拡大】

会員拡大は全国的にも会員数の減少が叫ばれ、近年の課題となっており、朝倉青年会議所においても例外ではありません。青年会議所は単年度制であるため、年単位で運動を展開していますが、会員拡大においては、数年先を見据えて取り組む必要があると考えます。LOM 全体で本気で未来を考え情報交換をし、新入会員の紹介、また入会につなげてからの成長を促していくためには、現役会員全員で育成をしていかなければなりません。そのためには、現役メンバー一人ひとりが新入会員と向き合い、成長を促していく必要があります。そこで、会員の減少を防ぐために、まずは青年会議所の運動を地域に発信し、興味を持ってもらうことと、入会者のフォローだ重要だと考えます。新入会員は青年会議所がどういう団体化もよく理解していないことが多く、期待よりも不安の方が多いと思います。したがって、新入会員のフォローを現役メンバー全員で行い、新入会委員の不安を取り除くことで、青年会議所の運動をより理解し、積極的な参加に繋がります。以上のことを実践していくことで、メンバーの成長と、会員数の増加に繋がると確信します。

【結びに】

昨年度、多くの諸先方のご支援のもと、創立55 周年の記念式典を開催さていただき、無事に60 周年に向けてスタートすることができました。本年度はその第一歩となる56 年目の年を向かえます。我々は、朝倉青年会議所における運動を多様性と持続可能性の考えのもと、さらに発展させていき地域に必要とされる団体であり続けなければなりません。60 周年にむけてメンバー一人ひとりがともに未来を創造し、同じ理念をもつ仲間をふやして育成して、経験し活かしていくことで未来の絆を創って参ります。