三千人分の豚汁が出来るまでの2日間

その大鍋が到着した時、何をどうするのか把握できなかった。

高さ約2.2m、釜の直径は一間以上ありそう。

豚汁どころか、牛の2〜3頭丸ごと茹でられそうだ。

 

しかし、さすがはプロの集団。テキパキと土を盛り

土台を作り、水道を引き、設営に取り掛かった。

設備屋、建築屋、土木屋、薬屋に葬儀屋? 

AAJCタレント軍団に不可能は無い。

ところで、実際に降りてきた大鍋は

そのままひっくり返せば、まるでロケットの噴射口。

足場を組み、登って中を覗くと

そこはまさにミラクルワールド。

今村君曰く、「防火水槽になりますバイ」

鍋に水を張るのも大変なら 水をお湯に変換するのも大ゴト。

その熱変換のカロリーは、2トン車いっぱいの廃材で。

河上君がチェーンソーで切って切って切りまくると、

一家一冬分くらいの薪の山が出来上がりました。

ここでMr.チビマラこと仲山監事登場。

鍋の前で記念写真はひげも立派に

なってきたのがわかるかな?

 

やっとお湯も沸き、大鍋の雰囲気も高まっている頃、

町民センターの調理実習室では豚汁材料の切り出しが

始まっていました。その量は下記の通り。

朝倉町の土の香グループ、青葉会の皆さんのご協力で

終わるんかいな?と思った材料切りも3時間ほどで終了!

白菜が20コ、ゴボウ8kg、ニンジン10kg、こんにゃく20kg、

とうふ60丁、サトイモ50kg、大根15kg、ネギは・・・

さらに豚肉20kg、味噌は24kgでも足りず20kg買い足した。

ちなみに右の佐藤君は土の香グループのアイドルとなっていた。

材料は永野直前の会社の冷蔵室に一晩寝かさしてもらいました。

そうここまでは前日の準備段階、いわゆる仕込み。

これからが本番です。

が、あとは土の香グループと青葉会の皆さんに任せて

材料運びやかき回しなどの力仕事だけに頑張りました。

三々五々に集まってこられたおばさま方は段取りを決めると

40kgの味噌漉しから 膨大な材料を放り込むタイミングも絶妙に

見事、推定3000人分の豚汁を完成されました。

豚汁の評判は次頁として、

今大会の目玉「チビマラ走って、豚汁を食べよう」は大成功でした。

本当に朝倉町の土の香グループと青葉会のみなさま

ご協力有難うございました。

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